Windowsで「filezilla」というアプリを使った時の感動は未だに忘れられない。どんなアプリかというと
使いやすいアプリの場合
1.アプリのインストール後にアプリが更新されると自動でアップデートを検出して「アップデートがあります。」という表示をする。
2.「アップデートをしますか?『はい』,『いいえ』」の選択をする前に自動でアップデートファイルをダウンロードする。
3.「はい」ならそのままインストールをする。「いいえ」ならダウンロードするだけ。
何が便利かって?
それは不便なアプリを使ってみればわかる
ある使いにくいアプリを例にしてみよう
1.アプリのインストール後にアプリが更新されると自動でアップデートを検出して「アップデートがあります。」という表示をする。
2.「アップデートをしますか?『はい』,『いいえ』」の選択をする
3.「はい」を選択するとブラウザを開いてメーカーのHPアプリ紹介ページを表示する。
4.有料版と無料版の対象表があり、有料版はボタンで購入を表示、無料版はテキストリンクでダウンロードと表示
5.無料版のダウンロードボタンを押すとダウンロードソフトを集めた「オンラインソフトウェア流通サイト」の商品紹介ページに移動する。
6.「ダウンロード」ボタンを押す。ただし有料版のボタンも表示されている。
7.画面が移動するので「ダウンロード」ボタンを押す。
8.ダウンロードが開始される
9.圧縮されてダウンロードされたファイルを解凍する
10.解凍したフォルダ内にある実行ファイルを起動する
11.インストールが開始される
3工程で終わる物が11工程もあるわけだ。
手間でしかない。そして有料版に切り替えさせたいために、紛らわしい表示があちこちにちりばめられている。
ポップアップ表示だったり、比較対象表だったり、ファイルのダウンロード先は自社でなかったり。
その手間は必要なのか? この手間を知るには比較する必要がある。そして比較できるだけのセンス(違いを感じる力)が必要になる。
なぜこの手間が必要なのか?
要必要な手間もあれば要不要な手間もある。
手間と感じるのは便利を知っているからであって、便利を知らないと手間と感じない。面倒とは感じるかもしれないけど、必要な手順と思っているからだ。
なんでこんなに不便なんだろう? そう思うことに出会ったらメモっておこう。何がどう不便なのかを。
これは便利への差分になる。
残念なのはインストール後にダウンロードしたファイルを削除してくれないことなんだが、それはまた別の話。